図研、ENEX2026で電力インフラの設備更新工事を効率化する新ソリューションを発表

電力インフラ業界で進む「工事設計DX」の必要性

近年、電力の消費が増えることや、工場の国内回帰、そして設備の老朽化といった理由から、電力インフラの設備を新しくする工事が増えています。しかし、人手不足や技術の引き継ぎが難しいこと、また電力の仕組みが複雑になっていることで、工事の設計にかかる負担は年々大きくなっています。

特に、古い設備を新しいものに入れ替える工事では、昔の設計図を確認しながら新しい接続方法を考える必要があります。これまで、Microsoft Excelや紙の図面に頼ったやり方が多かったため、作業に時間がかかったり、設計の品質を保つのが難しくなったりしていました。このような状況から、工事全体の負担を減らし、作業を効率よく進めながら、設計の品質も高めるための「工事設計DX(デジタルトランスフォーメーション)」が、電力インフラ業界にとって大きな課題となっています。

設備更新工事設計を助ける新ソリューション

株式会社図研が提供する新しいソリューションは、製造業で多くの実績を持つ電気設計システム「E3.series」とデータ管理システム「DS-E3」を、電力インフラや送配電事業者の工事設計業務に活用するものです。

設備更新工事設計の自動化・効率化と品質向上を支援する新ソリューション

このソリューションには、次のような特長があります。

  • 横河電機株式会社の「設計図面コンバータ」と連携することで、既存の設計図面から接続の情報を自動で取り出し、データベースとして管理できるようになります。

  • 設計の情報を一元的に管理することで、複数の図面の間で情報が食い違うことを防ぎ、設計ミスや変更の反映漏れをなくします。

  • 接続の情報をもとに、関連する図面を自動で作成するため、更新工事にかかる作業時間を減らすことができます。

製造業で培ったノウハウを電力インフラへ

図研はこれまで、産業機械を開発する分野で、設計から製造、そしてアフターサービスまで含めて、作業を効率化するための多くのモノづくり改革を支援してきました。今回のソリューションは、製造業向けのDX支援で培った製品の機能や導入のノウハウを、電気設備の更新工事設計に応用したものです。すでに大手送配電事業者で使われており、設備更新工事を素早く効率的に行うための配線設計業務に役立てられています。

今回のENEX 2026への出展では、このソリューションの他にも、データベース型のCADを使って内線工事の電気設備計算にかかる時間と手間を減らし、効率化する配線工事事業者向けのソリューションも紹介されます。

ENEX2026 出展概要

図研は「ENEX2026(第50回 地球環境とエネルギーの調和展)」に出展し、ソリューションの詳細を紹介します。

  • 会期: 2026年1月28日(水)~30日(金) 10:00~17:00

  • 会場: 東京ビッグサイト 南1・2・4ホール&会議棟 1S-S18

  • 展示内容:

    • 電力インフラ・送配電事業者向けの設備更新工事効率化ソリューション

    • 配線工事事業者向けの内線工事における電気設備計算効率化ソリューション

  • ENEX出展者プレゼンテーション:

    • 日時: 2026年1月30日(金) 14:25-14:55

    • テーマ: 「DXで制御ケーブル更新工事を革新!接続情報のDB化とデジタル活用」

    • 登壇者: 株式会社図研 事業本部 SE統括部 第二SE部 第三SE課 課長 藤本 万也氏

    • 会場: 南1ホール ステージA

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