DX wpmaster 2025年12月25日 0 コメント

「ドローン×AI」で監視業務を自動化！日本ドローンビジネスサポート協会が新サービスを開始

一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会は、DJI Dock3とDJI FlightHub 2を使い、広範囲を自動で監視する「ドローン自動監視サービス」を始めました。

サービス開始の背景

近年、太陽光発電施設でのパネルやケーブルの盗難が増えています。広い場所にある発電施設は人の目が行き届きにくく、従来の監視方法では対応が難しい状況です。また、山や川沿いなどでの不法投棄も問題となっており、自治体も広い範囲を定期的に見回るのに多くの人手と時間をかけています。

さらに、人が監視を行う場合、広い範囲をカバーする人手が必要なこと、野生動物と遭遇する危険があること、不法行為者と直接向き合うことの危険性など、さまざまな課題がありました。これらの問題を、ドローンを使った自動監視が解決します。

このサービスでは、ドローンの自動で離着陸・充電・格納ができる全天候型ドックステーション「DJI Dock3」と、離れた場所から飛行管理や映像確認、データ分析ができるクラウドプラットフォーム「DJI FlightHub 2」を使用します。

主な利用目的は以下の通りです。

完全自動の定期巡回飛行
事前に設定されたルートを、決まった時間にドローンが自動で飛行します。これにより、人の手を借りずに24時間365日休みなく監視ができます。
赤外線カメラによる夜間監視
ドローンには赤外線カメラが搭載されており、真っ暗な場所でも監視が可能です。窃盗や不法投棄は夜間に行われることが多いため、この時間帯の監視を強化することで被害を防ぎます。
AIによる不審者検知
AI（人工知能）が画像を分析し、人や車の侵入を自動で見つけ出します。間違いの報告を減らしながら、異常があった場合はすぐに状況を把握できます。
検知時の自動アラート
不審者を見つけた場合、現場の画像を自動で撮影し、管理者にメールで知らせます。これにより、素早く状況を確認し、対応を判断できます。