ブラックボックス化したシステムをAIで構造化、最短2週間で刷新へ「Acsim リバースエンジニアリングサービス」提供開始

Acsim 新サービス Acsim リバース エンジニアリングサービス 提供開始

株式会社ROUTE06は、AI要件定義「Acsim(アクシム)」の新サービスとして「Acsim リバースエンジニアリングサービス」の提供を開始しました。このサービスは、長年の改修で内部が分かりにくくなった既存システムを、AIの力で短期間で整理し、新しいシステムへ作り変えるための準備を助けます。

サービス開発の背景

多くの企業では、古いシステムが長く使われるうちに、設計書が古くなったり、システムの内容を詳しく知る人がいなくなったりして、「ブラックボックス」化する問題が起きています。この状態では、システムを直したり新しくしたりする際に、どこに影響が出るか分からず、計画が遅れたり、途中で止まってしまったりすることが少なくありません。

経済産業省が指摘する「2025年の崖」問題のように、古いシステムの刷新は多くの企業にとって重要な課題です。ROUTE06が行った調査では、約9割の企業が古いシステムを持っており、そのうち約8割が仕事の引き継ぎに困っていることが分かりました。特に、設計書や引き継ぎ資料が足りないことが、プロジェクトのスタートを難しくする大きな原因となっています。

このような状況を解決するため、ROUTE06は「Acsim リバースエンジニアリングサービス」を開発しました。

サービス概要と主な特徴

「Acsim リバースエンジニアリングサービス」は、設計書が失われたシステムに対し、AIがソースコード(プログラムの設計図)と業務の情報を解析・整理し、新しい設計に必要な情報を短期間で作り直すサービスです。

累計1億行以上のソースコードを解析してきたAI基盤を使い、API設計書、機能設計書、業務の流れ、セキュリティ診断レポート、改善提案書など、27種類以上の資料を最短2週間で作成します。これらの資料には、情報の信頼度や改善の優先順位、設計の意図なども含まれるため、現状を把握するだけでなく、「次に何をすべきか」を判断し、新しい設計に進むための手助けとなります。

1. 最短2週間で“再設計可能な構造”へ

  • 累計1億行以上の解析実績を持つAI基盤
    通常、数ヶ月かかる解析作業を、豊富な実績を持つAI基盤により最短2週間に短縮します。業務の流れ、画面の一覧、機能の一覧などを自動で作り、現在の業務全体を分かりやすくすることで、システム刷新のスタートを早めます。

  • 設計資産27種以上の成果物を自動生成
    システムの設計に必要な基本設計書、画面と機能の対応図、処理の仕組み、テストケース、セキュリティ診断など、幅広い資料が自動で作成され、そのまま新しい設計や要件定義に活用できます。

  • 主要な開発言語11種以上に対応
    Java、Python、C#、COBOL、PL/I、RPGなど、古い基幹システムでよく使われる11種類以上の主要な開発言語に対応しています。

2. 解析にとどまらない意思決定支援

  • 改善の優先順位を提示し、刷新方針をすぐに決められる
    解析結果に基づいて、改善すべき点とその優先順位を明確に示します。これにより、単にシステムの構造が分かるだけでなく、「次に何をすべきか」が明確になり、刷新プロジェクトの立ち上げを後押しします。

  • 設計の意図を言葉にする「機能設計意図書」を生成
    「なぜそのような構造になっているのか」を説明する設計意図書を作成します。設計の背景や条件も整理されるため、新しい設計や、後任者への引き継ぎにも役立ちます。

3. 品質とリスク管理も万全

  • 信頼度スコアにより解析品質を数値で確認
    作成された資料ごとに、内容の網羅性や整合性を示す「信頼度レポート」が付与されます。これにより、AIが作った情報の確認すべき点が分かりやすくなり、チェックにかかる時間を減らせます。

  • セキュリティリスクを同時に診断・レポート
    ソースコードの解析と同時に、システムの脆弱性や情報漏えいのリスクも明らかにします。これにより、刷新プロジェクトの早い段階でセキュリティの問題を把握し、後からの手戻りを防ぎます。

Acsim リバースエンジニアリング 主要機能

このサービスでは、お客様のソースコードを扱うにあたり、秘密保持契約を結んだ上で提供されます。解析は、お客様のパソコンなどの環境で行われ、預かったソースコードが外部のクラウドに保存・蓄積されることはありません。お客様の重要な情報が常にクラウド上にあるわけではなく、必要に応じてインターネットに繋がらない環境での実行も可能です。

「Acsim」について

Acsim ワークスペース / B2B商取引業務フロー

「Acsim(アクシム)」は、システムの要件定義(何を作るか決める作業)をAIが手助けすることで、誰でも要件定義ができるようにする生成AIプラットフォームです。現状の把握、問題点の洗い出し、改善策の提案、試作品の作成、社内承認の支援、設計書の自動作成まで、要件定義に必要なすべての工程をサポートします。作成された設計情報は、プログラムの実装やテストといった後の工程でも活用でき、開発全体の品質を高め、意思決定の正確さとスピードを大きく向上させます。

「Acsim」サービスサイト:
https://ai.acsim.app

株式会社ROUTE06について

ROUTE06は、人とAIが協力して製品開発のあり方を見直すスタートアップ企業です。自然な言葉での対話と、直感的に操作できるノードUIを組み合わせた使いやすさを中心に、要件設計「Acsim」、AIエージェント構築「Giselle」、データベース設計「Liam」といったAI駆動開発プラットフォームを提供しています。設計、実装、運用のすべての工程に対応し、開発のスピードと品質を革新します。大手企業向けシステム開発の実績と、新しい製品開発の知識を活かし、すべての製品を作る人が自由にアイデアを形にできる未来を目指しています。

株式会社ROUTE06のURL:
https://route06.com/jp

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