BIM不要!共同住宅の省エネ計算をWEBで完結、大幅効率化へ
BIM不要で共同住宅の省エネ計算をWEB完結、効率化を支援

建築業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める株式会社one buildingは、これまで非住宅向けに提供し好評を得ていた『省エネ検討WEBサービス』に、新たに「共同住宅版」の提供を始めました。
このサービスは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)がなくてもWEB上で共同住宅(RC造集合住宅)の省エネ計算を完結できる点が特長です。AI(Google Gemini AI)による平面図の自動解析と、実在する建材製品データを集約したデータベースの連携により、住戸ごとのBEI(建築物エネルギー消費性能基準)算定や一括計算の作業を大幅に効率化します。これにより、法改正で増える設計者の業務負担とコストの双方を軽減することを目指しています。
サービス開発の背景と目的
2025年4月からは、共同住宅(マンションやアパートなど)を含むすべての建物で省エネ基準への適合が義務化されます。しかし、共同住宅の省エネ計算は、住戸タイプ、方位、階層ごとに繰り返し計算が必要なため、非常に複雑です。
設計現場では、1案件あたり数十万円に及ぶ外注費や、高額なBIM・省エネ計算ソフトの導入費用が新たな負担となっています。特に中小規模の設計事務所や工務店にとっては、このコストが大きな課題です。
これらの課題に対し、one buildingは、既存の非住宅向けサービスで実績のある「WEB完結・完全無料」のビジネスモデルを共同住宅(RC造)にも適用しました。AIによる平面図解析、メーカー製品データベース連携、視覚的に分かりやすい表示などの機能を無料で提供することで、外注費やソフト購入費をかけずに、設計の初期段階から省エネ基準への適合状況を確認し、改善検討をスムーズに行えるようにします。
このサービスは「住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム」とAPI連携しているため、国土交通省の省エネ基準に準拠した、正確なBEI算定・評価が可能です。
『省エネ検討WEBサービス(共同住宅版)』の特長
本サービスは、RC造集合住宅の省エネ計算・BEI算定の全工程をWEBブラウザ上で完結できる無料の支援サービスです。
特長1:主要機能がすべて「完全無料」
AI解析、製品データベース連携、一括計算、Excel連携など、省エネ検討に必要なすべての主要機能を無料で利用できます。コストを気にせず、何棟でも何回でもシミュレーションが可能です。
特長2:AIによる「AI平面図自動解析」で手入力を削減

平面図ファイル(PDF、JPG、PNG形式)をアップロードするだけで、AIが住戸の総床面積や各居室の面積、外壁・開口部(窓・ドア)の方位や面積を自動で読み取ります。これにより、手入力の手間と入力ミスを大幅に減らすことができます。抽出された結果は、レビュー画面で確認・修正が可能です。
特長3:メーカー製品データベースによる個別スペック調査の削減

実在する製品データが「メーカー製品データベース」としてシステム内に格納されています。設計者は画面上で製品を選ぶだけで、省エネ計算に必要なスペック値が自動で反映されるため、個別の製品カタログを調べたり数値を書き写したりする作業が不要になります。今回のリリースでは、開口部の製品情報にYKK AP株式会社の協力を得てスペックインされています。格納される製品データは今後も順次増えていく予定です。
特長4:「住戸タイプ別仕様・性能一覧表示」による視覚的な管理

建物の断面構造を模した「住戸タイプ別仕様・性能一覧表示」により、視覚的に分かりやすい仕様を採用しています。住戸タイプや階層ごとの外皮性能値・BEI値、そして基準適合状況(達成/非達成)が色分けで表示されるため、基準に満たない住戸の把握や、設定の変更・改善検討がスムーズに行えます。
特長5:公式プログラムとの双方向Excel連携
「住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム」との高度な連携に対応しています。各種計算プログラムとのフォーマット連携により、本サービスで入力したデータをExcel形式(外皮入力シート形式)でダウンロードできるだけでなく、既存の外皮入力シート(Excelファイル)をアップロードしてデータを取り込むことも可能です。使い慣れたExcelで詳細な編集を行い、再アップロードして確認・調整するといった、既存のワークフローを維持した柔軟な運用が可能です。
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外皮計算プログラム: https://envelope.app.lowenergy.jp/
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エネルギー消費性能計算プログラム: https://house.app.lowenergy.jp/#/
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共同住宅等の計算結果集計プログラム: https://aptstd.app.lowenergy.jp/#/
▼『省エネ検討WEBサービス(共同住宅版)』の詳細・無料アカウント登録はこちら
https://bimsustainaforenergy.jp/solutions/tekihan/kentoweb/residential
既存アカウントとの連携について
すでにWEB省エネ設計支援サービス「BIM sustaina for Energy」のアカウントをお持ちのユーザーは、特別な手続きなしで、ログイン後のページから「共同住宅版」の機能を利用できます。
「省エネ検討WEBサービス(共同住宅版)」オンライン説明会

新サービスの概要や使い方が、デモンストレーションを交えて分かりやすく解説されます。
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開催日時:2026年7月9日(木)、7月23日(木) 各日16:00~17:00
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開催形式:Zoomによるオンラインウェビナー
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参加費用:無料(事前登録制)
▼セミナーの詳細・お申し込みはこちら
https://bimsustainaforenergy.jp/seminar/seminar260709
今後の展開
本サービスは今後も機能を拡充し、断熱材や設備などの製品データを順次拡大していく予定です。これにより、さまざまな条件でのシミュレーションが可能になり、設計の初期段階から現実的で包括的な共同住宅の省エネ検討を支援していきます。


